ノブセリドキュメント2010
2010年にリリースしたノブセリ会心のフルアルバム”ノブセリドキュメント2010”。前身のバンドであるニードルズの時に リリースした”ウェルカムトゥマイセルフ”では、ドラムは打ち込みとサンプリングを緻密に構築し、それに合わせて弦楽器をアンプシミュレーター等のエフェクター類をふんだんに使い、当時、ベーシストの裕治が暮らしていた西成のワンルームマンションの一室でせこせこせこせこ作り上げた。結果、なんとも人間味のない音楽が出来上がった。それはそれで良かったのだが、いざギグとなると3人では再現しきれなくなってしまい、歯がゆい思いをしたものである。よって、この”ノブセリドキュメント2010”では、真逆の録音方法を採用した。まず、音録りはライブハウス(扇町パラダイス)で半日で録り終えた。唄以外は1発録音である。ギターも、イントロから唄のバック、ソロに至るまで1本で弾ききった。多少のミスもお構いなしで。全曲気に入らんとこだらけではあるが、これがあの時の我々の実力であり、純度100%の演奏である。そういった意味で”ドキュメント”というタイトルにした。7曲入り¥1,000.- 安い買い物やろ?買うしかないっしょ。